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2023.10.28
住まいづくりコラム
紅葉シーズンを演出する(2)~借景~
こんにちは、永森建設です。
前回の記事で、家にいながら四季・紅葉を愉しむ方法をお伝えしました。
庭に紅葉するシンボルツリーを植えるというものでしたが、もうひとつ家の中で紅葉を愉しむ方法として、『借景』があります。
(「「景色」を「借りる」ということ」参照)
景色を借りる。
つまり、我が家の庭に風景をつくるのではなく、「敷地の外の風景を家の中へ取り込んでしまおう」という考え方です。
窓の向こうへ視線を向けたときにお隣の家の壁しか見えないとか、くすんだ景色を見ているよりも、きれいな自然が目の前に広がっている方が気持ちいいですよね。
もちろん、目の前に自然豊かな公園があるとか、2階から海を一望できるような環境であればいうことありませんが、遠く彼方の山景色も、借りるに値する風景のひとつです。
夏の間は青々としていた山が、少しずつ赤く黄色く色を染め、やがてうっすらと雪が積もり始める。
「今日は寒いと思ったら、山が白くなってたね」
という会話は、福井の冬の風物詩ともいえるのではないでしょうか。
先日『現地調査』に関する記事を公開しましたが、遠くに見える風景というのも、現地へ足を運び、敷地の中を歩いてこそ、見えてくるもののひとつです。
(「プランニング前の現地調査でわかること」参照)
福井県には、まだまだ自然が多く残っています。
山があって、海があって、川もある。
一面に広がる田んぼ、稲穂の色の変化ですら、私たちに四季の移ろいを教えてくれます。
地元福井の住宅会社として、そんな恵まれた自然環境を、家づくりにも活かしていけたらいいなと思っています。
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