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2023.12.03
住まいづくりコラム
プランニング前の現地調査でわかること
こんにちは、永森建設です。
弊社ではプランニングの前に必ず、営業担当者と設計士及び関連業者で現地調査を行います。
聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、『現地調査』というのは工事する場所へ実際に足を運び、現地の状況を事前に調査することをいいます。
わざわざ現地を訪問しなくても、地図を見れば方角はわかりますし、方角がわかれば日の差し方や風向きもわかります。
今はGoogleストリートビューを使えば、道路から敷地を見渡すこともできますし、周辺の状況もある程度はわかります。
そのため、最近では現地調査に出向かずストリートビューの情報だけでプランニングする設計士も増えているようですね。
そうは言っても、ストリートビューもリアルタイムで更新されているわけではありませんし、画面上の情報だけでは細かい部分まで把握できません。
たとえば、地面の高低差。隣地に建つ建物の高さや奥行き。
私たちが現地調査で見るのは、周辺の状況といったざっくりしたものだけでなく、そういった細かい部分です。
隣地に家が建っていることはストリートビューでわかりますが、勝手口や窓の位置まではわかりませんよね。
それを確認せずに設計し、家を建てたらどうなりますか?
リビングの窓を開けたとたん、お隣さんが勝手口から出てきたり、寝室のカーテンを開けたとたん、窓越しにお隣さんと目が合ってしまったり。
そんな、日々の小さなストレスを避けるため、永森建設では隣家の窓の位置もすべて測ります。
敷地のなかに立って、歩いてみて、光の当たり方や風の動きも実際に感じるようにしています。
とくに建物の密集した場所では、想像どおりに日照や通風が得られるとは限りませんから。
また、敷地の中に立ってみることで、ストリートビューでは見えないものが見えてくることもあります。
どの方角に公園の緑が見えるとか、遠くの山の稜線が見えるとか。よい風景があると、それもプランに取り入れたくなりますね。
地盤調査も、その時点でやってしまいます。
新築の場合は地盤調査が必須ですが、早い段階で調査して、どれだけ地耐力があるか当たりをつけておくことで、地盤改良にかかる費用を確保しておくことができますから。
だから、永森建設の提案は正確性が高く、あとあと起こりがちな「こんなはずじゃなかった…」が、ほとんどありません。
むしろ、現地へ足を運ばなければ、大切なことに気付かずに、何かが欠けたプランになってしまうのではないでしょうか。
便利な世の中になりましたが、実際に動いてみないとわからないことって、意外とたくさんあるものですすね。
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