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2023.07.30
住まいづくりコラム
コンパクトな家づくりに求められるのは“提案力”
こんにちは、永森建設です。
コロナ禍において、アメリカでの住宅需要に端を発したウッドショック。
東京オリンピックや大阪万博など、国内外における建設需要の高まり。
石炭・石油などのエネルギー資源高騰による、建設資材の価格上昇。
建築費の高騰が続くなか、家づくりにも変化が生じています。
まず、今までと同じ予算で今までと同じ家を建てることが、とても難しくなっています。
このような状況下において、お客さまにご満足いただける家を提案するためには、どうすればよいのでしょうか。
永森建設には永森建設のコンセプトがあり、お客さまはそんな永森建設の想いに共感し、弊社へお越しくださいます。
だから、いくら「今までと同じ」が難しいとはいえ、価格を下げるためにコンセプトを曲げることはできません。
そこで、質を落とさずにお客さまの求める家を提案するには、床面積を抑えることになります。
平成30年の統計調査によると、福井県の持ち家の床面積は約50坪程度。この数字は全国的にみても、かなり広い方であるといえます。
事実、永森建設でもこれまで、床面積50坪を超える住宅を数えきれないほど手がけてきました。
それが昨今では、35~40坪ほどの家が主流になりつつあります。
しかし、福井県は一世帯あたりの子どもの数が多く、必要な部屋数を減らすことはできません。
リビングなども、快適性を損なわないための最低限の広さは確保する必要があるでしょう。
それでは、床面積を小さくするために、どこをどう工夫すればよいのか。
まず、家全体を大きなワンフロアと考え、廊下やホールなどの、動線に影響のないスペースをなくしていきます。
また、部屋は小さく仕切らずに、大きなひと部屋として可変性を持たせるようにします。
さらに、階段下などデッドスペースとなりやすい場所をうまく活用するのも、建物をコンパクトにするうえで有効な手段のひとつですね。
ランドリールームやファミリークローゼットなど、以前はなかったものが当たり前になっている今。
「アレをやめる、コレをなくす」ではなく「必要なものは必要」としたうえで、少しずつスリム化し、効率のよい動線と満足のいく間取りを実現する。
住宅会社においては、そういった提案力が今後ますます求められていくのでしょう。
世の中の情勢がどれだけ変わっても、永森建設では今後も変わらず、お客さまにご満足いただける家を提案してまいります。
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