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2023.03.04
住まいづくりコラム
耐震等級3の工事にかかる費用とその費用的メリットについてご紹介します!
皆さんこんにちは、永森建設です。
地震大国である日本に住んでいる以上、地震の発生は避けられません。
だからこそ少しでも安全性を確保するため、私たちの住まいにおける耐震工事が重要になってきます。
しかし、費用面で心配に感じているという方もいらっしゃると思いますので、耐震等級3の費用とメリットについてご紹介します。
□耐震等級3にするまでにかかる費用とは?
耐震等級とは、耐震工事における耐震性の強度を定量的に表したものです。
1〜3に分類され3が最も耐震性が高い等級となり、等級が上がれば上がるほど費用が高くなることは否定できません。
以下で耐震等級3にするための費用を解説していきます。
1. 構造計算における費用
まず最初に構造計算と呼ばれる作業が行われます。
相場は「20万円〜40万円」が一般的です。
専門的な調査や高額なソフトなどが必要になるほど、非常に緻密な計算が求められるので、少し高めの価格設定になっています。
2. 住宅性能評価
相場は10万円〜40万円です。
この作業は住宅の評価をする専門家が建築現場を観察し、きちんと定められた基準に則って施工されているかを確認してくれるものです。
3. 耐震補強工事
相場は明確には決まっておらず、およそ数十万円ほどが一般的です。
また、新たに家づくりをする際も同じように費用が必要になるのです。
□それによる費用的メリット
確かに耐震等級3にするための工事は総額で見ると、決して安くは無いため気が引けてしまうというケースもあるでしょう。
しかし、耐震等級3にすることで、費用的な面におけるメリットがあり、それは地震保険の割引を受けられることです。
*耐震等級3にすることで地震保険の割引が受けられる!
恐らく耐震工事を検討されている方の多くが、地震保険に加入されていると思います。
耐震等級3の工事を受けることで、この地震保険料の割引を受けられるという大きなメリットが存在します。
ただし、耐震等級によって割引の割合は変動するので以下で挙げておきます。
・耐震等級1:10パーセント割引
・耐震等級2:30パーセント割引
・耐震等級3:50パーセント割引
耐震等級3にすることで、なんと地震保険料が50パーセントも割引されるのです。
□まとめ
耐震等級3の費用は施工自体を見れば少し価格が高めですが、その分地震保険料が割引されるという恩恵を受けられます。
そのため、費用面で懸念に感じている方でも、総合的に見れば意外と手を出せるかもしれません。
今後南海トラフ地震が来るかもしれないと予測されている中で、耐震性の強化をしておくことで自分だけでなく大切な家族を守ることにも繋がります。
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