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2022.10.10
住まいづくりコラム
吹き抜けのリビングは寒い?寒くない?寒さ対策についてご紹介
皆さんこんにちは、永森建設です。
「吹き抜けのあるリビングは寒い」という言葉を耳にしたことがある方は多いと思います。
実際1階から天井まで筒抜けになるわけですから、1階部分がなかなか暖まらないのではないかと心配になりますよね。
何か事前にできる寒さ対策はないのでしょうか。
今回は、吹き抜けのリビングの寒さ事情や寒さ対策をご紹介します。
□「吹き抜けのあるリビングは寒い」は誤解?!
通常、暖かい空気は軽いので上の方に集まります。
吹き抜けのあるリビングは1階から天井までが繋がるので、暖かい空気が1階にとどまらず、なかなか暖まらないのではないかと思いますよね。
そのため「吹き抜けのあるリビングは寒い」という言葉が飛び交っています。
事実、間取りの取り方や間仕切りの方法によっては、暖かい空気がどんどん上に流れて寒くなってしまうことがあります。
しかし、全ての吹き抜けのあるリビングが寒いというわけではありません。
建物の造りや設備を工夫すれば、吹き抜けの良さを最大限に活かしながら、快適に暮らすことができます。
まず大切なのは、断熱性能です。
断熱性能はそのまま暖房効率に直結しますので、リビングに吹き抜けを検討しているのであればぜひ意識しておきましょう。
他にも、吹き抜け上部にファンを設置したり、2階部分に壁を設置して隔離したりするだけでも、冬場でも快適に過ごせるようになります。
構造上、吹き抜けが寒くなりやすいのは事実です。
しかし、こうした設備や構造への配慮を欠かさなければ、吹き抜けの良さを最大限に活かしながら快適に過ごせるようになります。
リビングの吹き抜けを検討する際は、この点を忘れないようにしましょう。
□効果的な寒さ対策をご紹介
先ほども少々触れましたが、吹き抜けの寒さ対策には以下の3つが効果的です。
・高気密高断熱の家にする
・シーリングファンをつける
・適切な大きさのエアコンを設置する
エアコンは部屋の大きさに合わせて選びますが、吹き抜けのあるリビングにエアコンを設置する際は、実際のリビングよりも大きめのエアコンを選ぶようにしましょう。
吹き抜けがある分、余裕を持ったエアコンのパワーが必要になるからです。
風向きを調節できる機能がついていると、足元から暖かさを感じるので、効果的な寒さ対策になります。
□まとめ
今回は、吹き抜けのあるリビングの寒さ事情や寒さ対策をご紹介しました。
吹き抜けはその構造上、寒くなりやすいのは事実なので、その点を配慮した上での家づくりが求められます。
設備や構造を工夫して、吹き抜けの開放的な魅力を最大限に活かしましょう。
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