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2017.06.25
社長ブログ
新卒での16年の重み
永年勤めてくれた社員が、第一子出産を機に退職することになりました。
短大までの学生時代14年間を上回る、社会人としての16年間でした。
学生時代とは違い、得る知識やまわりとの繋がり方も変わり、
発展途中の当社が進化し続ける中とても大変であったでしょうが、
その流れについていく意義や、やりがいを感じてくれていたと思います。
彼女には2年目から企画課に所属してもらいました。
当時は会社創設11年目、社員数は今の5分の1。
現在のように会社のしくみも確立しておらず指導者もいない中、
イベントや宣伝の構成、接客の仕方、営業事務アシストなど…
すべてが手探りの状態からのスタートで、初めは泣きまくっていました。
(私に一番怒鳴られていたのも彼女だったと思います^^;)
そんな企画の企の字も知らなかった子が、
「永森建設とは」「お客様が求めるものとは」「いい家づくりとは」を考察し、
その集大成として『福井広告大賞』を受賞するまでの課にしてくれたのです。
最初の頃は、何をしたらいいのかという考え方だったのが、
今の課題は何か、どうしたら成功するのか、どうやったら目標を達成できるのか、
という視点で、物事を考える本人の意識が変わったことが
一番の成長につながったのでしょうね。
もちろん1人だけの力ではなく、周りの力添えもありますが
受け身から主体者への意識変化。これは随分違うと思います。
それにもまして本人は、会社のみんなでベクトルを合わせやっていこうという雰囲気やスタッフとの協力体制、思いのこもった家づくりの姿勢に当社の魅力を感じていったようです。
我が子を手放すようで寂しい気持ちではありますが、
彼女が導き出した16年間のデータの蓄積や、住まいづくりに対する思いは、
後に続く企画課の後輩に受け継がれていくでしょう。
まことに有難い限りです。
最後に、
新しいこれからの彼女の人生の幸せを願ってここで一句。
『このやろう 旅立つ姿 愛しくて』
ながもり田吾作
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