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2020.10.15
プロフェッショナルのひとり言住まいづくりコラム
適材適所の「収納計画」
こんにちは、永森建設営業課の北林です。
「収納」は、住まいにおける大きな課題の1つ。
築何十年の古民家など、収納といえば蔵と小屋裏だけで、縁側に箪笥(たんす)などの家財がズラッと並んでいることもめずらしくありません。
戦後になって建てられた家にも、収納らしい収納はほとんどありませんでした。
なんでもかんでも押入れに突っ込んで、納まりきらずにあふれ出し、和室が1部屋まるまる収納になっているというお宅もあるのでは?
以降、家を新築するにあたって、収納を設ける家も増えてきました。
一昔前は、「納戸」。
家の中に2~3畳の納戸をひと部屋つくり、季節の服や冷暖房器具、ひな人形、そのほかの家財をひとまとめで収納したものです。
しかし、「家の中に大きな収納をひとつだけ」というのは、家の中をすっきりと保つ上で有効とはいえません。
大切なのは、物の出し入れが面倒でないこと。使うその場所に収納できること。
ストレスなく物の出し入れをするためには、必要な場所に必要な量だけ収納を設けること。
この部屋には何をしまうのか、何をどこに置くのか、プランニングの段階で洗い出しておくことで、収納するものに適した広さ、適した奥行きの収納を設置できます。
これが、「収納計画」です。
収納は量より質。「適材適所」がポイントだということをお忘れなく。
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