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2019.10.01
スタッフブログ
お清め
こんにちは!設計、堀内です。
永家舎より永森新築に異動となりました。
永家舎で培った事を踏まえ、今後の新築に活かしていきたいと思います。
先日、民家再生+曳舞工事のお清めを行いました。
曳舞とは、建築物をそのままの状態で移動する建築工法のことです。
約50年程前に、祖父が山から木を切り出し使った丸太、
或は、以前のお住まいの木材を再利用して建てたお住まい。
当時、建てた想いが積もった民家を時代の流れと今後の事を踏まえますと、
何か起こさないといけない時期が来ると思います。
修繕等を幾度も繰り返し、水回り設備(台所・お風呂・便所)の古さと老朽化や
台風被害・積雪による痛み・河川敷付近の為水害被害等に約50年間耐え抜いたお住まい。
今後、これからの生活し易さと今のお住まいを生かした古民家再生が、
家族の為には相応しいと期待を寄せております。
まず、お住まいが河川敷の付近の為、水害被害に過去にあり、
その不安を解消したい事が一番の問題点です。
又、退職を機会に、増税前に、何とかしたいとの事において、
少しでも無理のない予算で解決したいとのこと。
この二つの問題を解決する為に、今のお住まいが建物を上げる事、
つまり曳舞を行う事で当時木組み等が生かされる。
又、費用的に新築と変わらない予算で可能であるということ。
色々悩んだ末に、いよいよ、先日の工事の着手にお清めの儀式を
施主と工事関係者・営業設計・コーディネーター・神主が参加しました。
解体後の躯体には、当時建てた時の丸太に古材等が力強く残っており、
先人の知恵と技が感じとられ、改めて祖父が大事に建てた想いが伝わってきました。
アイ設計 堀内 泰伸
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