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2025.02.22
住まいづくりコラム
窓まわりをデザインする
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こんにちは、永森建設です。
「窓をデザインする」というと、まず窓のサイズやレイアウトを頭に思い浮かべますが、サッシの色というのも意外に大事。建物全体のデザインコンセプトとの整合性が求められる部分であり、何色のサッシを選ぶかで空間の印象は驚くほど変化します。
たとえば、白を基調とした内装には、何色のサッシを合わせますか?
同色の白いサッシを合わせれば、すっきりと整ったシームレスな印象に。お部屋を広く見せる効果もあります。
同じ白ベースのインテリアでも、床や家具のダークな色味に合わせて黒いサッシをチョイスすれば、空間がきゅっと引き締まって、洗練された雰囲気を演出できます。
オーソドックスなシルバー系やシャンパンカラーも、悪目立ちしないので白×木目の温かみあるインテリアにも馴染みやすい、便利な色のひとつです。
ナチュラルなベージュカラーや木目調のサッシというのもありますが、コピーはどこまでいってもコピーです。窓枠やフローリングに本物の木を使うと、木目調のサッシがかえって浮いてしまいます。どうせ木目を使うなら、本物の木製サッシがいいですね。
永森建設のモデルハウス『里音』では、木質系の内装に合わせてLDKに木製サッシを採用しています。
モデルハウス【里音 RI-ON】
ただインテリアにマッチするだけでなく、天然の素材なので、窓の外の自然の風景にもきれいに調和するのがいいですね。
かつては木製サッシというと建具屋さんに造作してもらったものですが、今は性能が保証された既製品の木製サッシを使用しています。
木製サッシが「隙間が多くて寒い」というのは、昔の家のイメージ。
実は、木製サッシは樹脂サッシ以上の断熱性を有しており、見た目の温かみだけでなく実際の室内の暖かさにも貢献してくれる、非常に有能な建材でもあるのです。
窓は、付随的な要素ではありません。むしろ、建物の印象を決定づける、とても重要なパーツのひとつです。内装や外観との調和を図りながら、窓まわりの工夫で上質な住まいのデザインを。
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