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2024.10.04

住まいづくりコラム

書斎で変わる、在宅勤務の景色

こんにちは、永森建設です。

コロナ禍以降、在宅勤務を取り入れる企業が増えましたね。
仕事とプライベートの境界が曖昧になりやすい勤務形態なだけに、求められるのが仕事に集中しやすい作業環境。

LDKから離れた静かな部屋で集中力を高める人もいれば、家族の話し声や笑い声が聞こえる場所でこそインスピレーションを得られるという人もいるでしょう。
求める環境は人それぞれですが、ひと昔前の『書斎』と異なるのは、今は完全な個室ではなくLDKとつながる一角にワークスペースを設ける場合が多いという点です。

リビングやダイニングの片隅にカウンターを設けてワークスペースとする場合もありますが、永森建設が提案するパターンで多いのはLDKの延長線上。家族との距離が近くて遠い、廊下やホールのような場所にワークスペースを設けるプランです。
適度に集中でき、“声をかければ届く距離感”。この絶妙なバランスが、現代の家族の形にちょうどよいと考えています。

廊下やホールの考え方も今と昔ではまったく違い、以前はデッドスペースとされていた単なる通路が、今では家全体の空間効率を高める場所、ひとりで本を読むためのスペースやセカンドリビングとして配置されることが増えました。
これは、昔の『縁側』の考え方に通じるものがありますね。

LDKの延長線上にワークスペースを設けることは、大人と子どもが時間帯によって場所を共有するうえでも大変便利です。
昼間は在宅勤務の大人が仕事をするためのスペースとして、夜は子どもが宿題するためのデスクとして。親の監視を嫌がる中学生以上の子どもにとっても、LDKからのほどよい距離がストレスなく集中できる空間をつくり出します。

そして、忘れてはならないのが“自然との対話”。
帰宅後、夜間しか使わないパソコンコーナーとは違って、在宅勤務の場合は朝からワークスペースに向かうことになります。目の前にただ壁があるよりも、窓越しに外の景色を眺められる環境の方が、疲れた目や心を癒してくれそうですよね。
ちょっと窓を開けておけば、木々のざわめきや鳥のさえずりが最高のBGMに。

福井の豊かな自然を取り入れた、機能性はもちろん、心地よさにもこだわったワークスペース。
あなたが大切にしたいのは、家族との距離ですか? それとも、自然とのつながり? あるいは、ひとりで静かに集中できる環境でしょうか。

ワークスペースは仕事の効率を左右するだけでなく、暮らしの質をも高めてくれる特別な空間です。それならば、こうしてワークスペースについて考える時間は、暮らしを見つめ直すちょうどよい機会になるかもしれませんね。

2024.10.04

住まいづくりコラム

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