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2024.08.20

住まいづくりコラム

現代の洗面事情

こんにちは、永森建設です。

顔を洗って、歯を磨く。
お風呂に入るために、衣服を脱ぐ。
脱いだ衣類を洗濯する。

これまでの日本の住宅事情では、これらの行為はすべて『洗面脱衣室』と呼ばれる同じ空間で行われてきました。

それが、最近では水回りの動線も多様化し、より暮らしやすさを重視したレイアウトに移行しつつあります。

たとえば、洗面所と脱衣場を別々にする。
かつての洗面脱衣室では、家族の誰かがお風呂に入っているときは歯を磨けないというような不自由を、多くの人が感じていたことと思います。
そして、もうひとつ。「外から帰ってすぐ手を洗えるように」というのも、独立した洗面所が広く普及するきっかけのひとつでした。

永森建設では、帰宅時の動線を「ただいま動線」と呼び、この動線上に洗面スペースを配置しています。
玄関から洗面へ直行でき、手洗いやメイク落としもスムーズに。お風呂に入る人との空間の住み分けがきちんとできるので、時間の無駄も生じません。

一方、脱衣室はランドリーとセットにすることで、物干しのスペースを広くとることができます。脱いだ衣類をすぐに洗濯機に放り込め、終わったら取り出してその場で干せるなど、家事効率のアップにも。

こういった新しい水回りのスタイルは、多くの方が慣れ親しんだ洗面脱衣室とはずいぶん勝手が違いますが、モデルハウスで実際の空間を体験していただければ、この設計の優れた点を実感していただけるはずです。

住宅設計の常識は、日々進化しています。昨日までの当たり前が、明日には古くなっているかもしれない。
だからこそ、柔軟な発想と確かな技術で、新しい暮らしを提案し続けることが私たちの役割でもあると考えています。

 

2024.08.20

住まいづくりコラム

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