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2024.07.08

住まいづくりコラム

平屋で両立する家族の絆とプライバシー

こんにちは、永森建設です。

住まいとは、家族の団らんを育むあたたかな場所であると同時に、1人ひとりが心地よい時間を過ごすパーソナルな空間でもあります。
家族揃ってリビングで食事をしながら、今日あった出来事を話し合う。その後は自分の部屋へ戻り、静かに過ごす。
そんな穏やかな暮らしを実現するためには、家族であってもプライバシーへの配慮が欠かせません。

家族の距離が近く、コミュニケーションを取りやすいことで人気の平屋の家は、ともすればプライバシーに対する意識が希薄になりがちです。
配慮が足りなければ、思春期の子どもが居心地の悪い思いをすることもあるかもしれません。
たとえば、リビングやダイニングなどのパブリックなスペースと隣り合わせに子ども部屋があったらどうでしょう。
扉を開けるたびに、LDKから部屋の中が丸見えです。これでは、部屋にいる子どもも落ち着きませんし、リビングに通された来客も目のやり場に困ってしまいます。

では、平屋において家族間のプライバシーを守るには、どのような工夫が必要でしょうか。
大切なのは、LDKから私的な空間へ。

たとえば、LDKとプライベートルームの間に廊下やホールを設ける。最近は、廊下をデッドスペースと捉える人も多いようですが、廊下には廊下の存在意義があるのです。
そこへ、トイレや洗面などの水まわりや収納スペースを配置してもよいでしょう。

このように、個室の前にワンクッション置くことで、LDKからの視線がプライベートルームへ届きにくくなります。

些細なストレスも、積み重ねれば心や体に大きな負担を与えます。
家族の誰もストレスを感じない、みんなにとって心地よい空間があってこそ、本来の平屋のよさが引き出されるのではないでしょうか。

2024.07.08

住まいづくりコラム

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