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2024.07.02

住まいづくりコラム

金利を知り、住宅ローンと向き合う

2024年3月、日本銀行は17年ぶりの金融政策の転換を発表しました。
マイナス金利政策の解除、長短金利操作の撤廃など、これまでの大規模緩和策からの方向転換です。
それにともない固定金利はすでに上昇しつつありますが、いずれは変動金利にも影響が出てくると思われます。

この機会に、改めて住宅ローンの金利について考えてみましょう。
住宅ローンの金利には、大きく分けて固定金利と変動金利の2種類があります。
変動金利は市場金利に連動して金利が変動するため、金利が下がれば返済額も下がりますが、上昇すれば返済額も増えてしまいます。
一方、固定金利は契約時から完済まで金利が変わらないため、返済額が安定しているのが特徴です。その分、変動金利に比べて金利は高めに設定されています。
この固定金利は“全期間固定型”といわれるものですが、もうひとつ“固定金利期間選択型”というものもあります。
固定金利期間選択型は、一定期間は金利も返済額も固定。その期間が終了するタイミングで、再度金利を選び直します。

これまで、超低金利時代が長く続いていたこともあって、変動金利を選択する方が多かったようですが、今後は金利上昇のリスクを考慮しながら、金利タイプを選んでいかなくてはなりません。

そのうえで、大切なのはライフプランをしっかりと立てること。
現在から将来までの収入や支出の見通し、家族構成の変化など、長期的な視点で考え、無理のない返済プランを組み立てます。
たとえば、今後「子どもが大学進学するかもしれない」「2人目、3人目の子どもが欲しい」など大きな支出が予想される場合は、返済額が変わらない固定金利が安心かもしれません。
それとは逆に、収入や預貯金に余裕があるとか、子育て中の奥様が仕事に復帰する、退職金が入る予定があるなど、資金的な余力がある場合は変動金利でも大きな問題はないでしょう。

永森建設では、お客さまのライフプランに寄り添い、住宅ローン選びも含めたアドバイスを行っています。
無理なく理想の住まいづくりを実現できるよう、あなたにとって最適な資金計画を一緒に考えていきましょう。

2024.07.02

住まいづくりコラム

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