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2024.04.21
住まいづくりコラム
時代は『省エネ』
2001年に『エコキュート』が登場して以来、オール電化は徐々に勢力を増し、一時期は新築住宅のほとんどがキッチンにIHクッキングヒーターを搭載したオール電化住宅でした。
しかし、最近では少しずつガスを使う人も増えてきたようです。
「調理は絶対にガス!」というガス派の方は一定数いらっしゃいますし、今はなんといっても乾太くん。ガス衣類乾燥機の乾太くんを使うために、ガスを導入にされる方も少なくありません。
しかし、そういったこだわりがない場合は、オール電化を選択される方がほとんどです。
福井はまだまだプロパンガスの地域が多いので、ランニングコストを考えると、やはり電気に軍配が上がります。
電気とガスの料金設定には明確な違いがあって、どちらも同じ従量制ではあるものの、使えば使うほど単価が上がる電気代に対し、ガス代は使えば使うほど単価が下がります。
つまり、「一年中お場をバンバン使いたい」「冷暖房は常時オンにしておきたい」という方にとってはガスの方がコスパがよい可能性はあるものの、「必要なときに必要な分だけ」という最低限の節約志向をお持ちの方にとっては、やはりオール電化の方が経済的なのです。
とくに最近はエネルギー高騰の煽りを受けて、省エネ思考が高まっています(“自然エネルギー活用でサスティナブルな暮らしを”参照)。
エネルギーの消費を抑えることを“省エネ”、エネルギーをつくり出すことを“創エネ”といいますが、今後は“創エネ”にシフトする方も増えてくるかもしれませんね。
たとえば、太陽光パネル。
福井県は冬の日照時間が短いので、パネルを載せるのであれば、少しでも日当たりがよくなるよう屋根の向きを熟考しなければなりません。
さらに、パネルの上は雪が滑って落ちるので、軒下に割れやすいカーポートやサンルームを配置しないなど、レイアウトにも注意が必要です。
太陽光パネルの設置によるリスクを避けるためには、家が建ってから後付けするのではなく、新築時に搭載することをおすすめします。
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