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2024.03.16
住まいづくりコラム
クローゼットの機能性を考える
こんにちは、永森建設です。
そろそろ春の兆しが見え始める頃ですが、季節の変わり目を迎えると、とくに女性同士でよく交わされるのが「毎日、何を着ていいのかわからない」という会話。
いつまでも寒いと思って厚手のニットを着ていたら、ある日突然気温が上がり、慌てて春物の衣類を引っ張り出したり。すべて春物に入れ替えたと思ったら、冬に逆戻りしたかのように冷え込んで、もう一度冬モノを引っ張り出してきたり。
それを家族全員分ですから、衣替えは本当に大変です。
そう考えると、最近のファミリークローゼットは本当に便利ですね。
1か所で家族みんなの衣類が管理できてしまうというのは、それだけで家事効率が格段に向上します。
クローゼットといえば、壁面収納とウォークインクローゼットどちらにしようかと悩む人も多いですが、これもそれぞれにメリット・デメリットがあるので使い方に合った方を選びましょう。
たとえば、ウォークインクローゼットは通路が必要なので、その分、広い面積が必要になります。
ただ、衣類以外のものも収納しやすいので、納戸と兼用と考えると便利ですよね。
一方、壁面収納タイプのクローゼットは、使用する面積に対して収納量が多いのがメリット。デメリットとしては、折れ戸の開け閉めが意外と面倒で、結局開けっ放しにしてしまう人が多いようです。
そういう意味では、ドアの開け閉めが必要ないウォークインクローゼットが人気なのもわかります。
ファミリークローゼットなどは収納量と家事動線が重視されるので、回遊性をもたせたウォークスルータイプが多いですね。
また、寝室や子ども部屋などの個室では、ドアがなくハンガーパイプと枕棚があるだけのオープンなクローゼットも増えています。
「コストダウンのため」という名目で建具をなくしたのが最初ですが、開け閉めの手間がかからず、衣類の出し入れがラクだという副次効果も。
ロールスクリーンがあれば、ちょっと目隠ししたいときでも安心ですよ。
毎日使うクローゼットだからこそ、使い方、使い勝手をきちんと考えて、「面倒くさい」が少しでも解消されるような形と動線を計画したいですね。
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