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2024.03.03
住まいづくりコラム
大切なひな人形、どこにどう飾りますか?
今日、3月3日は『ひな祭り』。
ひな祭りは『桃の節句』ともいい、ひな人形や桃の花を飾って、ひし餅やひなあられ、ちらし寿司などでお祝いします。最近では、ひな祭りのケーキなどもよく見かけますね。
お祝いはしないけれど、「ひな人形だけは、毎年きちんと飾っている」というご家庭もあると思います。
女の子が生まれて、最初のひな祭り。「どんな人形にしようかな」と、小さな娘のためにひな飾りを選ぶ時間は楽しいものです。
かつては、ひな人形の大きさや豪華さを競った時代もありました。
真っ赤な布(緋毛氈)で覆われ、最上段には金屏風。その金屏風の前にお雛様とお内裏様が並んだ豪華絢爛な七段飾りが、和室のいちばん目立つ場所に置かれた家がたくさんあったものです。
なかには、広い玄関ホールに段飾りのひな人形が堂々と鎮座する家も…。
最近は、男雛と女雛だけのコンパクトな親王飾りが人気なようですね。
デザインも赤い布に金屏風といった派手なものではなく、インテリアにマッチしやすいナチュラルな雰囲気のものが人気だそうです。
木目込み人形の親王飾りなどは、見た目にもかわいらしく場所もとらないので、とくに現代の暮らしによく馴染みます。
飾る場所もとくに決まりがあるわけではないので、和室の床の間や畳コーナーの片隅、リビングや玄関の飾り棚の上など、お好きな場所へ。
ただし、ひな人形が3セットも4セットもあって、それらをすべて飾りたいという場合には、あらかじめご相談ください。各個室に飾り棚を設ける、リビングに並べて置けるだけの飾り棚を設けるなど、それに見合ったご提案をさせていただきます。
ひな祭りというのはもともと厄除けの行事であり、ひな人形は女の子の身代わりとなるお守りのような存在です。だから、本来は一家に一台ではなく、女の子1人ひとりに用意されるものなので、姉妹のいるご家庭ではひな人形が(お母さまの分も合わせて)3セット、4セットということも、実はめずらしくないのです。
このように、最近のひな人形はコンパクトなものが増えていますが、それでも梱包された状態だと緩衝材もあってそれなりの大きさになります。
場所もとるし、年に一度、1か月ほどしか出さないものだからといって奥深くにしまってしまうと、年に一度のことだからこそ煩わしくなって「今年はいいや」と出さなくなってしまうことも考えられます。
場所をとるもの、めったに使わないし、出さなくてもすんでしまうものだからこそ、「出しやすく、仕舞いやすく」。
永森建設では、昔ながらの伝統行事・季節の行事を大切に、できる限り日本の文化や風習を愉しめるような住まいをつくっていきたいと考えています。
大切なひな人形をお持ちの方は、収納場所・飾る場所を含めご相談ください。
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