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2024.01.10
住まいづくりコラム
『冬季うつ』にならない、日当たりのよい家
「最近、少し様子がおかしいな」
「秋頃から、ちょっと元気がないみたい」
「学校や仕事も休みがち」
身近に、そんな人はいませんか?
もしくは、自分自身が体のだるさや気分の落ち込みを感じている、ということはありませんか?
これは10~11月頃に症状が現れ、3月頃まで続くメンタルヘルスの不調のひとつで、『冬季うつ』とか『ウインター・ブルー』などと呼ばれています。
季節性のうつ病というと、『五月病』がよく知られています。
新しい環境に適応できないことが原因で、新入生や新社会人に起こりやすいとされる『五月病』ですが、『ウインター・ブルー』は年齢・性別を問わず、誰もが発症するリスクを秘めています。
冬になって日照時間が減ると、体内でのセロトニンの分泌量が減少します。
セロトニンが不足すると心の安定が乱れ、抑うつ状態に陥りやすくなります。
それが、『ウインター・ブルー』です。
つまり、日照時間の短い冬こそ、しっかりと光を浴びて生活することが大切なんですね。
前回、冬の土地探しに関する記事を公開しましたが(『土地探しから始める、2024年』参照)、冬の日当たりというのは快適性だけの問題ではなく、ご家族の心身にも大きな影響を与えます。
春や夏の日照を確保することは、さほど難しいことではないでしょう。
しかし、冬の日差しに関しては、知識と経験に基づいてきちんと計画しなくては、満足いくだけの明るさは得られません。
どこから、どのように冬の日差しを入れるのか。
太陽の動きを考えながら、普段過ごす場所や子どもたちが遊ぶ場所に陽だまりができるような工夫をしてみたり。
パジャマのままで外へ出て、朝日を浴びて体内リズムを整えられるようなプライベートコートをつくってみたり。
毎日を楽しく、かつ心も体も元気に冬を過ごせるような工夫を、プランに取り入れていきたいですね。
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