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2023.12.09

住まいづくりコラム

現代版『和室』のつくり方

実家へ帰ることもできない。
子どもや孫に会うこともできない。
コロナ禍の影響でここ何年もの間、離れて暮らすご家族と顔を合わせることなく過ごしてきたという方も少なくないでしょう。

しかし、もともと福井県というのは家族関係や親戚付き合いが密な地域です。
二世帯、多世帯同居が多いのもさることながら、今でも盆や正月には親戚一同が本家へ集うとか、年末年始は実家で過ごすことが恒例化しているというご家庭も多いのではないでしょうか。

そんなとき、昭和の頃であれば和室に来客用の布団を敷いて、宿泊者にはそこで寝てもらったものですが、平成、令和と時代は移り変わり、客間や和室のある家など、今ではほとんど見なくなりました。

だとすると、

「息子夫婦、娘夫婦が孫を連れて帰ってくる」
「離れて暮らす両親が泊まりがけで遊びにくる」

そんなとき、どこに布団を敷くのが正解なのでしょうか?

 

最近では和室のない家の方が多いと、先にお伝えしました。

「そもそも和室が必要ない」という場合もあるでしょうけれど、昨今は建築費の高騰もあり、日常的に使うものではない和室に面積を割くことが難しくなっているのも事実です。

しかし、昔ながらの和室はないものの、何らかの形で座敷を設けた家は少なくありません。

たとえば、リビングに隣接した畳コーナー。

普段はリビングの一部として使用しますが、建具で仕切れば個室として使用することもできます。

完全に独立した和室は昔に比べて減ったものの、畳コーナーという考え方が浸透してからは、一時期よりもむしろ“畳のある家”は増えたといってもよいかもしれません。

そんなリビングの畳コーナーですが、床面をフラットにするか、小上がりにするかでも、雰囲気が変わります。

たとえば、フラットタイプなら圧迫感がなく、リビングをより広く見せることができます。
小上がりタイプなら畳の上でゴロゴロしても邪魔にならず、腰かけて使うこともでき、空間にメリハリが生まれます。

小さなお子さまのいらっしゃるご家庭なら、畳の上がお昼寝スペースや遊び場としても大活躍。
老後は夫婦の寝室として使用すれば、1階だけでの生活も可能になります。

もちろん、それでもやっぱり独立した和室がほしいという方はいらっしゃるでしょう。
そんなときは、ご予算に合わせて「ほかの部屋と兼用する」「可変性を残しておく」といった提案もさせていただきます。

現代の暮らしに合った和室を、どうつくるか。
ぜひ、永森建設にご相談ください。

2023.12.09

住まいづくりコラム

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